ウサギとカメとウサ美と村長とモブ達 作 しゅん(´・ω・`)

~登場動物~
♂ ウサギ  主人公的なアレ
♂カメ   主人公的なコレ
♂ウサギA モブ
♀ウサギB もぶ
♀ウサ美  喪武
♂カメA  MOBU
♂村長   ㋲儛

推奨人数4ぐらい
♂3(ウサギ、カメ、村長&ウサギA)
♀1(ウサ美、ウサギB、カメA)

~本編~
カメ「才能があっても、いいかげんな事をやっていて駄目になる奴はたくさんいる。また、才能がなくても、真面目で辛抱強い人は、才能がある人に勝つ事もあるとあの日ウサギ君は僕に言ったんだ。」

〜ウサギとカメ〜

カメ「僕らカメの一族はノロマなせいで、よく虐められていた。」

ウサギ「よぉ〜よぉ〜カメさん。相変わらず薄汚い甲羅背負ってノロノロとご苦労なこった」
カメ「ウサギくん…」
ウサギ「そんなカメさんにぃ〜?心優しいウサギはチャンスを与えよう!明日俺とかけっこの勝負だ。勝った方には村長がなんでも一つ願いを聞いてくれるそうだ。どうだ?やるだろ?」
カメ「僕は村一番のノロマ…ウサギ君になんて敵うわけないよ…」
ウサギ「勝負をする前から諦めるとは…お前らカメ一族も落ちたもんだな。まあ、いいさ。お前ら一族は俺の親父の代から負け犬のクズやろうって村中が知ってることだしな!」
カメ「僕の…さんを…」
ウサギ「あん?なんだって?聞こえねぇな」
カメ「僕のお父さんを悪く言うな!!」
ウサギ「ぉお〜w怖い怖いw」
カメ「僕のお父さんは竜宮城と村を結ぶ立派なお仕事をしていたんだ!」
ウサギ「まあ?、お前の親父がいくら立派だからって今のお前がこれじゃぁなぁ…」
カメ「ウサギ君…どうして君はこんなに意地悪になってしまったの!?昔はあんなに優しかったじゃないか!」
ウサギ「俺は負け犬が嫌いなだけだ!昔のお前は父親の姿を追って毎日必死に生きてた!だけど今のお前はどうだ?周りに蔑まれ、罵られ、言い返す事もせずにヘラヘラしてやがる…」
カメ「ウサギくん…」
ウサギ「で、どうする?明日のかけっこ勝負やるのか?それとも惨めに棄権するのか?…」
カメ「ウサギくん…僕やるよ!君との勝負に勝てば僕の中で何かが変わる気がするんだ!!」
ウサギ「…フンッ!いい目をしてやがる…それでこそ俺のライバルだ…だが俺は手加減しねぇぞ?村長にどうしても叶えて貰わなきゃいけない願いがあるんでなぁ!」
カメ「真剣勝負だね…」

かけっこ当日

村長「位置について…ヨーイどん!」

ウサギA「おいおい…今日の勝負マジで始まっちゃったよ…」
ウサギB「だけど村長公認の勝負だろ?あの爺さんもなに考えるのか分からねぇよな…」
村長「今日は良い天気になったのぉ…」
カメA「村長!!どういうことですか!!こんな勝負認めるなんて…今すぐ止めさせてください!」
村長「フォッフォッフォッ。それは出来ん頼みじゃなぁ〜」
カメA「でも…こんなの酷すぎます…結果は目に見えてる…」
村長「いいから黙って見ていなさい。己の慢心で満ちているウサギと絶対に負けられないカメ。良い勝負になると思うぞよ…」

カメ「はぁ…はぁ…やっぱりウサギ君は速い…まだ半分も行ってないのにもう姿が見えないや….でも…僕は最後まで諦めずに走り続けるんだ!昔ウサギ君が教えてくれたように、真面目に辛抱強く!!!!」


ウサギA「おぉぉ〜っ!やっぱり速ぇええ!!ウサギの奴もうゴール前まで来やがった!!!」

ウサギ「よし…もうすぐゴールだ…こんな時に限って自己ベスト更新とは皮肉なもんだぜ…さて…」

ウサギB「ってアレ?あいつ何やってんだ?」
ウサギA「まさか…ゴール前の木陰で寝てやがる!?!?」
ウサギB「あんのバカ!!こんな時に何してやがる…あいつが負けたら一族巻き込んで大損だ!」
ウサギA「どういうことだ?」
ウサギB「聞いて無いのかよ!?ウサギ一族が今回の勝負の準備金を出していて、勝てば村長が倍にして返してくれるが、負けたら全部台無しになるんだよ!」

カメ「はぁ…はぁ…やっとゴールが見えてきた…。もう…ウサギ君はゴール…しちゃってるよね…って、あそこにいるのはウサギくん!?!?ウサギ君こんなところで何してるの!?」
ウサギ「何って…お前との勝負中だが?」
カメ「そうじゃなくて、勝負中なのにどうして昼寝なんて…真剣に勝負をしてくれるんじゃなかったの!?」
ウサギ「己の力に慢心したウサギはゴール前で居眠りをし、地道に努力を続けたカメは勝負に勝ちました…な?綺麗な終わり方だろ?」
カメ「僕は…僕はそんな勝ち方望んでなんかいない!」
ウサギ「お前の親父今病気なんだろ?」
カメ「えっ?」
ウサギ「現役時代の苦労が祟って体を悪くして寝たきりらしいな…」
カメ「どうして…その事を…」
ウサギ「村長に言えば妖精にでも頼んでいい薬を持ってきてくれるだろうよ…」
カメ「でも…ウサギ君だって叶えたい願いがあるんじゃなかったの!?」
ウサギ「俺の願いは…おっと、寝言が過ぎたようだ。ギャラリーが不審がってる。早く行け。俺の気が変わらないうちにな…」
カメ「ウサギ君…ごめんねっ。ありがとっ!!」

ウサギ「…行った…か。俺の願いはなぁ…カメ…俺の親友の格好いい生き様をもう一度見る事なんだよ…」

勝負が終わりウサギ一族の集会場

ウサギA「お前が今日ここに呼び出された理由は分かるな?」
ウサギ「俺がカメなんかに負けたせいで、一族が大損し名声も失った事の償い…だろ?」
ウサギB「やけに冷静だなぁ。そりゃそうか、彼女がいる前でみっともなく泣き喚くわけにもいかないもんなぁ…」
ウサ美「あなた…自分が何をしたか分かる?己の力に慢心したせいで、村全体に恥を晒したのよ?彼女の私なんてもう村を歩けないわ」
ウサギ「ウサ美…迷惑…かけたな…」
ウサギA「ここでお前の処分についてだ。ウサギ。我らウサギ一族で一番重い罪がなんだか知っているな?」
ウサギ「村からの…追放だろ。もう出て行く準備は出来ているよ…」
ウサギB「だがしかし、今回は特例としてそれより重い罪がかせられることになった。ウサ美、お前の口から伝えてやれ」
ウサ美「ウサギ…貴方には今後一切かけっこでの負けを許さないものとします」
ウサギ「っ!」
ウサギB「そのために今まで通り毎日練習に励むこと!」
ウサギA「次負けたらウサギ鍋にして食っちまうぞ〜だと」
ウサギB「ウサギ鍋って…それ共食いじゃねえかよ…」
ウサギ「どういう…ことだよ…」
ウサギA「さぁな。強いて言うならお前の寝言が大き過ぎたんじゃないのか?」
ウサギ「チッ!これじゃあ格好付かねぇな…」
ウサギB「まぁさ、村から追放されなくて良かったじゃん?」
ウサギ「俺は出て行く気満々だったけどな」
ウサ美「な〜に格好つけてんのよ!」
ウサギ「別に格好付けてなんかいねぇよ。覚悟決めてただけだ。」
ウサ美「なに?それって私と別れる覚悟も出来てたってこと?」
ウサギ「いやっ!そういうわけじゃ…その…ウサ美もありがとな…」
ウサ美「何よ…あらたまって…恥ずかしいじゃない…」
ウサギ「お前がいたから今回の勝負も決行出来たんだ。ウサ美に似合う格好いい男にならなきゃって…」
ウサ美「バカ…今のままでも十分格好いいわよ…だから、あんまり無理しないで…一人で背負い込まないで、何かあったら私にも分けて?私たち恋人同士でしょ?…」
ウサギ「心配…かけたな。」
ウサ美「ウサギ…」
ウサギ「ウサ美…」

ウサギA「ちょっとー」
ウサギB「俺達いるんすけどー」

ウサギ「うわぁあ!ごめんごめん!」
ウサ美「もう…折角いい雰囲気だったのに…」
ウサギ「なんか言ったか?ウサ美?」
ウサ美「なんでもないわよっ!バカ!」

ウサギA「こいつら…」
ウサギB「まとめてウサギ鍋にした方がいいかも」

翌日

カメ「ウサギ君!!大丈夫だったの!?僕のせいで、一族の皆に怒られたでしょ?…」
ウサギ「そうだな。危うくウサギ鍋にされるとこだったぜ」
カメ「ううううウサギ鍋ぇ!?もしかして!耳とか取られちゃったり!?」
ウサギ「してねーから安心しろ。冗談だ。そんな事より親父さんの病気どうなんだ?」
カメ「うん!おかげさまでバッチリよくなったよ!薬が効きすぎてお母さんに「寝たきりの方が静かでよかったかもー」なんて言われてるよー」
ウサギ「相変わらず冗談キツイお袋さんだなw」
カメ「お鍋にされちゃうよりはマシだと思うけどー?」
ウサギ「それもそうだなw」

カメ「こうして昔みたいに仲良しになった僕達は毎日楽しく暮らしましたとさ。めでたしめでたし」
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